福島県神道青年会について

福島県神道青年会は、福島県内の神社で日々ご奉仕している、40歳以下の若手神職(神主)によって構成される団体です。
戦後の混乱収まらぬ昭和22年7月8日、国土の復興と神道の興隆を目的とし、全国に先駆け「かやの実会」を結成しました。その後、神道青年全国協議会の発足に伴い、昭和24年9月4日に現在の「福島県神道青年会」と改称しました。
神職の研修会や事業品の頒布、福島県神社庁への協力など様々な活動をおこなっております。

令和7年度~令和8年度事業活動指針

昨年度に当会は75年の佳節を終え、本年度よりまた新たな歩みを進めていく。発会当初と昨今では世情が異なることは確かであるが、都度かたちを変えてきたからこそ、変わることなく継承されてきている精神がある。当会は、その精神を見極め、そして本質を受け継ぎ、事業活動を運営するために、今期2年間では大きく2つの方針を定める。
1つ目は事業活動の「洗練」である。令和6年度定時総会において会則の改訂が決議され、今期よりは新たな会則による新体制での組織運営を執り進めることとなる。会則改訂は会員数の減少を見据えた組織のスリム化を図ることが目的で施行される次第となったが、事業活動についても会則に倣い、スリム化を図ることが望まれる。会則は「今後10年を見据えて」という視野のもと、改訂が進められたが、来る第63回神宮式年遷宮、そして続く皇紀2700年の慶賀を神道青年会員として迎える若手の会員が当会には在籍している。今までの当会での実績・精神が欠けることのないよう、盤石な組織の土台を残しつつ、スリム化を図るにおいては「洗練」を方針とする。
2つ目は、使命、繋がりを「更新」することである。当会の先輩方が果たしてきた使命、築いてきた繋がりは一朝一夕では成し得ない実績となっている。当会の大切な根幹を受け継ぐためには、会員一同がその精神を再認識し、そして各々が継承し、更には累加することが望ましい。発会当初より神道の興隆を目的とする当会であるからこそ、報賽を厳修し、見直し聞き直しながら事業を展開していく。そのために「更新」を方針とする。
以上を主眼とし、当会の使命と責務を果たすべく組織運営を柔軟に執り進め、事業を企画することを指針とする。

福島県神道青年会 第29代会長 神田 直久

組織図(令和5年度~令和6年度)